ニッチェル、チャイをつくる

お客さまに「チャイ」をいただきました。こころより、ありがとうございます。

今日のスタッフはネパール出身のニッチェル。

チャイは小さなころからいつも飲んでいたもので、とても懐かしかったようです。淹れ方も知っているということで、私たちにおいしいチャイを淹れてくれました。

ニッチェルはそのチャパティ(葉)を見たときに、一つ一つの効能やどんなときにこのハーブを使うのか、懸命に私に伝えてくれました。噛み続けていると歯の痛みが和らぐ小枝のような形のハーブ、噛んでいると熱くなってくる実、香り豊かでとにかく大好きだというシナモン…ネパールではそのチャパティを一つずつ自分で調合し、チャイを淹れるそうです。

 

また、ネパールでは「女性は、おいしいチャイを淹れることができて一人前である」という話があるほど生活に根付いた飲み物だそうです。味はもちろん、キレイな色が出せることも重要なポイントなんだとか。

ニッチェルが言うには、「①チャパティの量は多めにすること②牛乳を沸かすときは時間をかけること(牛乳の味が太くなる)」この2点が大事だそうです。

様々なハーブが香り、体に染み渡り心を豊かにしてくれる魔法のお茶でした。

 

 

自分の国の「文化」を伝えるとき、それは今日のニッチェルだけでなく、SALAで働く様々な国籍のスタッフが一番積極的になり、輝く瞬間です。

SALAでシェフが料理を提供するときだけでなく、お客さまからのプレゼントがその瞬間をもたらしてくれることもあるという、新たな発見でした。

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黒田尚子

神戸アジアン食堂バルSALA店長。

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