あんなものつくったり、はったり、縁の下の力持ち。母強し。

店長の母親すごいんです。あまりSALAには登場しませんが、黒い花柄のエプロンをかけた女性がいたならば、

それは私の母です。なにがすごいかって、「形」にするスピードです。

あーだったらいいな、こうだったらいいな、でもお金はかけたくないな、いそがしいしな、次の休みでいっか…(主に内装)

って思ってることを私がふんわりつぶやこうもんなら、ずば抜けた行動力と表現力でそれをものすごいスピードで「形」にします。

例えば、これ、

すてきな冠をいただいたものの置き場がない…棚とかあったらなぁ、でもお金かかるよなぁ。

アイドルタイム(休憩時間)内にはできないだろうな、材料大変だな。そう思ってたのもつかの間。

気がついたら立派な棚ができていました。家にある木材をのこぎりで切って色を塗ったそう。

心なしか冠も輝きを増しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きんきらの羽。どうやったら壁にくっつくかなぁ?わからん!時間あるときに考えよう。そう思ったのもつかの間、

言ったその日に壁には立派な羽がしっかりとくっついていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

羽があったところに貼っていたPhilippinesのバンブーダンスの人形。もっとかっこいい場所に移動できないかな?

あそこらへんかな?壁の高い位置だからニッチェルきたときにでも貼ってもらうか!

そう、これもその日に。なんとも自然な形に引っ越し完了です。脚立がないSALAでどうやって貼ったのか・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

お手洗いにもう一つ棚があれば…、レジ横にしっかりした目隠しの衝立があれば…言い続けて2年ぐらい経ちました。

でも、母親に言った2日後には、できていたんです。

しかもへたくそな手書きのロゴ入りで。色もやっぱりSALAカラーで塗られていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お面が割れた人形の居場所をどうすればいいかわからない。そう思っていると気がつけば

お手洗いの天井付近で楽しそうに踊っていたり…

 

 

 

 

 

 

 

 

センスは理解できませんが、ひとつひとつのもの(宝物)のの活かし方が圧倒的にすごい。

気づけば花が飾られていたり、印刷した紙を貼り付けていただけのカレンダーに額縁がついていたり。

 

 

 

 

 

 

 

 

頭があがりません。

何事もいろんな理由をつけて形にすることが遅くなることは多々あること。

それは慎重だとか、よく考えているだとか、そんなこともあるんだろうけど、

内装を変化すること(お店の表現の仕方、お客さんの楽しみ)に慎重なんてほとんどなくてただやるかやらないか。

それだけなんだなぁと改めて思い知らされました。母、強し。

最近何事においても慎重になりすぎて形にできず行動が遅くなっている娘はそんな母の姿に突き動かされるのでした。

黒い花柄のエプロンだって、よく考えたらもう記憶にないぐらい昔に兄弟でなにかの日にプレゼントしたものなんです。

ありがとうございます。改めまして、花柄のエプロンの人は私の母親です。

 

 

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黒田尚子

神戸アジアン食堂バルSALA店長。