ワスカーンさんとあさりさんは考えた。4月16日(火)チャレンジショップ第二回目。

いよいよ来週に迫ってきました!

エンパワメントチャレンジショップ第二弾!

※エンパワメントチャレンジショップとは、「店を持ちたい」などの夢を持ったスタッフを中心に、SALAの定休日を貸出、好きなことを企画しお店を運営するというチャレンジショップ。「商う力」を養うトレーニングの一貫です。

前回のタイ料理ビュッフェは大好評!昼は二部制にも関わらず全席満席、ディナータイムもほぼ満席!おきゃくさまに愛された2人。はじめてのチャレンジを盛大に応援していただきました!言い出したらきりがないほど反省点も多く、店長も何もしないといいつつ終日働き、そんな店長にガミガミ言われて心折れたシェフ2人です。でも、もちろん2人が感じたその悔しさ、自ら頑張る力へと変え、試行錯誤して第二弾へと望みます。今回の第二回目は人員を増やしての3名体制でのチャレンジです。



商売のことで言うと、お客様は満席だったのでこれ以上客数を増やすことは難しい。そうなると単価のあげ方原価の考え方。これがポイントになります。

シェフたちが第一回目のビュッフェが終わって一番に相談してきたことはレシートの中身の解読。買った総額はわかるけど、その中身を分析(日本語を読むのは難しい)、そして共有することでした。これをすることで第二回目のメニュー調整や無駄だったもの、ある程度1回目だから仕方がなかったもの(調味料など)、はっきりと分かり、第二回目の買い出しの目標を立てることができました。

反省や第二回目に向けての意気込み、内々の改善策はたくさんでてきたもののそこに一所懸命すぎて一つ、今回、第二回を向かえるに当たり重要なことが2人には抜けていたんです。

第二回目が来週に迫った今、2人は少し不安になってきました。そして私も口を挟まずにはいられませんでした…ご予約はもちろんいただいているのですが第二回目、1週間を切った今、前回よりも圧倒的にご予約が少ないのです!!


●11:30〜のランチビュッフェ第一部 空席僅か

●13:00〜のランチビュッフェ第二部 空席有り

●17:30〜のディナービュッフェ 空席有り

の状態です。

「尚子さん、宣伝して下さい!」(1ヶ月前)と言われSNSなどではイベントページを作り宣伝をしましたが、あえて「宣伝」にも様々な種類や手法があるんだ、その術を言うことはありませんでした。「宣伝」の意味や難しさ、解決策を考えてほしかったからです。

宣伝すること=存在を知らしめること

めちゃくちゃ重要です。どれだけ面白いことをしようとも、美味しい料理を作ろうとも、そのために頑張っていたとしても…

それを「待っているだけ」では完全な努力不足。店やってたらわかるはずなんです。待っててもお客さんは来ない。存在を知ってもらうための努力を必死にしなければいけません。

これってSNSなどのネットに頼るだけでは限界があり、ありとあらゆるチャネル(SALAの場合7個以上あります)で存在を知らしめることが最低限必要なのですが、それ以上に効果的なこと、それは対面で直接「こんなことあるよ!」とお客様に説明することです。「来てほしい」とワクワクする気持ちを直接伝え共有すること。

頼まれて私(店長)が今回やったのはSNSによるイベントページの拡散のみ。

あとは自分たちで、「伝える」術を努力してほしかったんです。そしてあきらかに集客不足の1週間を切ったときに2人は不安になり「考え」ました。考えた内容(聞いた話)は以下です。

・SNSだけじゃだめじゃない?一番良かったのは一番始めにビュッフェに来てくれたお客さんの連絡先を聞くこと、知らせる方法を考えることだった。

・チラシを作り、SALAの壁に、次回ビュッフェの日程などを貼ること➡誰かに日本語を書くのを手伝ってもらわないと行けない、あっ、息子にイラストや日本語を書いてもらおう!今からでも遅くない、明日チラシつくって少しだけコピーしてもってきます

・印刷ってどうやってするの?➡店長に質問、一番安価にネット上で印刷できる方法を教えました。ネット上だとデータが必要…どうやるかわからない、これは店長に助けてもらおう。でも今回はもう遅すぎだ…

・第一回目、初めてで準備不足も多くわからないことだらけでめちゃくちゃバタバタしてしまった(お客さんの顔を見る余裕がなかった)それをストレスに感じた方も多かったんじゃない?だから2回目の予約が少ないのかな?

・当日お客様をスムーズに案内するためにも、自分たちが慌てないためにも予約表を「タイ語」で作成。SALAに既存のテーブルの呼び方にとらわれず、当日みんなが一番分かりやすいテーブルの呼び名を考えよう。慌てていることを気付かれないように。

・ビュッフェのテイクアウトをしようか?(例えば300円とかでお惣菜のように持って帰れると主婦の方は喜ぶんじゃない)

…など様々。

はじめからうまくいくはずがないんだけど、たくさんのお客様が2人を応援してくれて。でもそれは決して当たり前じゃなくて、次にはもっともっと努力をしなければならないこと。わかっていたとは思うのですが、1週間を切った今、できることをやろうとしています。それは決して無駄ではない。考えて、やってみて、失敗して、反省して、解決策を見出して、良くても悪くても振り返ること。大事です。

店長の私としてはその伴奏を、過保護過ぎずに。一緒にやっていきたいと思います。

間違いなく、第一回目よりも更にパワーアップしたワスカーンさんとあさりさんのタイ料理ビュッフェ!

是非、みなさまあたたかく見守ってくださると幸いです。

そしてご都合合う方は2人の努力をSALAで感じていただけると嬉しいです。

▶ご予約はこちらから

私も当日は何もしない!見守り隊でありたいと思います。


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黒田尚子

神戸アジアン食堂バルSALA店長。