本日のSALA定休日を利用して、SALAのタイ人シェフ2名があることを企画してくれました。最近エンパワメントチャレンジショップなどで良く登場する例の二人です。

数年前から二人がずっと言っていたことなのですが、
「いつかタイのお坊さんをSALAに呼んでお布施(お料理を振る舞う)をして、商売繁盛を願いたい」
ということです。
日本にはタイのお寺があります。ワスカーンさんもあさりさんも日本に来て友達がない中から日本にあるタイのお寺のコミュニティを知ることで和が広がったという経験があります。
そしてあさりさんとワスカーンさんはお寺を通じて出会い、あさりさんの紹介もありワスカーンさんはSALAのスタッフになりました。在日のタイ人の方々にとってのお寺はとても重要な存在であり、心の拠り所です。
私も学生のときからあさりさんにはお寺の存在は聞いていたのですが、実際に出向くタイミングがなかなかなく、店舗をはじめてからはもっと出向くタイミングが皆無になり、
あさりさんやワスカーンさんの真のルーツを知りたいけど知れない(踏み込めない)状態が続いていました。
そんな中、二人が、なおこが来れないならSALAにお坊さん、連れてくる!との念願かなっての今回の二人からの企画です。SALAへの感謝の気持ちを表現したいとのこと。

当日も「とりあえずみんなでタイ料理を食べる」「お坊さんが来てくださって商売繁盛の儀式をする」の簡単な情報のみで、何の儀式なのかよくわからぬまま二人に促されて今日を迎えましたが、最終的には二人のルーツを深く知れた感慨深い1日でした。
また、タイのお坊さんの心の広いこと。何のルールもわからない私達を優しく導いて下さいました。(とても厳格な、日本人は踏み込んではいけないのではないか、というようなイメージでした。でも決してそんなことはなく、暖かく、リラックスしながら素人の私達に様々なことを教えてくださいました)


儀式を行い、みんなでワスカーンさんとあさりさんの作った料理を食べ、最後にもう一度儀式を行います。(清めたお水をかけます)




全てが初めての経験だったのですが、SALAにいるみんなが「しあわせ」を願い、お経を聞きながらリラックスしているという状態はなんとも言えない状況で、感慨深いものでした。シェフ二人の気持ちを感じながら、また明日から精一杯頑張っていきたいです。

シェフ二人の強い想いもあり、読売テレビの方々にも撮影していただきました。(1ヶ月SALAを密着取材中です)5月中旬にテレビが放映されたとき(NEWS TEN ノゾキミ)に、「日本にはタイのお寺があるんだ」ということをより多くの日本に来たばかりのタイ人にテレビを通じて知ってほしいし、希望を持ってほしいという思いからです。
そしてお坊さんが帰られたあとは、「多国籍チャルメラ屋台」の制作に際してのMTが行われ、SALA応援団の皆様から様々な意見を頂き…新たな出会いも有りながら、エンパワメントの連鎖は続いていきます。
何かの事が起こる時。ことが一気に進む時(加速するとき)。複数の人々の想いが重なるとそのスピードは個人では考えられないほどにものすごく早いものです。力を感じます。またこちらの進捗も改めてお伝えできればと思います!これからもSALAをどうぞよろしくお願いいたします。

黒田尚子

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