花生捲冰淇淋(フアシェンジュエン・ビンチーリン)再現への道のり

台湾へ行った大きな目的の一つでもある「花生捲冰淇淋(フアシェンジュエン・ビンチーリン)」の再現。心のあたたかな皆さんのご協力のもと、ピーナッツと麦芽糖の固まりのキャラメリゼを無事に手に入れることができ、かんなを持ってお店でやっては見ているのですがこれがまた一筋縄ではいかない!こんなにシンプルなデザートなのに!

かんなで削って見ても、台湾で食べたときみたいな粉にはならなくてパウダー状になってしまいます。かんなの歯の問題かな?とか削り方の問題かな?とか、よくわからないのですが、なんか違う。

削っているときの音もなんだか違うような。もっと音が高かったし、そんなことをあーだこーだやってると好奇心旺盛なタイ人シェフのワスカーンさんも一緒に削り出す。

「なおこさん!左手は添えるだけで、もっとピーナッツの固まりを削るイメージでゆっくりやってみて、ほら!けずれるよ!力入れないで」

なんでも器用なワスカーンさん。私の手をとって一緒に感触を確かめながら削り方をレクチャーしてくれました。すると、削り方が代わり、音もかわりパウダー上から少し削った感がでて食感が残りそうです。でももう少し台湾のは荒かったような…

皮も難しい。こんな風に、台湾では皮をつくります。今日は強力粉しかなかったので(レシピは中力粉)やってみたのですが、やっぱり違うなぁ。薄くできないし、歯切れが悪いような。でも味はもちっと少し塩気がありそれらしくって。明日は中力粉でやってみよう。

POINTは①油を生地に含む(グルテンを切る効果あり)②焼くのは種火

だまだまになっちゃって全然だめです。もっと薄く。

道のりは長そうですが、とっても楽しい。早く皆さんに食べていただけるようにがんばります!

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黒田尚子

神戸アジアン食堂バルSALA店長。