SALAに武者修行にやってきたひよりちゃんの話。

年末に長崎大学から武者修行にやってきたひよりちゃん。彼女がSALAで感じたことをブログにしてくれました!ぜひ、読んでみてください!

一つ前の記事で尚子さんが紹介してくださりましたが、私が尚子さん、そしてSALAに惹かれたのは、セブンルールを見て、初めて自分が将来やりたいことをそのまま形にしていると感じたからです。

大学生活を送っている長崎も外国人は比較的多い町であると感じますが、一緒に働く機会もなく、また繋がりを持てる機会はあっても助けを本当に必要としている方とは触れ合えないのが現実で、就活を始めなくてはならなくても、中々自分の将来に向けて踏み出せませんでした。

そんな時、セブンルールを見て、「これだ!」という感情を抱き、本当に見入っていました。夏に放送された内容がずっと忘れられず、秋頃から「SALAに連絡してみようかな…」

と悩み始め、冬になる頃にはいきなりお願いをしてしまいました。

自分が一番感じたかったことは、外国人と一緒に生活し、働くということはどういうことなのか、というとても漠然としたものでした。在日外国人と何かを一緒にしてみたいという、個人的な思いを尚子さんに話し、SALAのありのままを感じるさせてもらうことにしました。

 

SALAで働いている方々は、昔の姿や様子を想像できないほど皆明るく、いきなり飛び込んできた私を温かく受け入れてくれました。そして、「ありがとう」という言葉が本当に絶えない空間でした。どんなに小さいことでも「ありがとう」と言葉にすることで、こんなにも空間が温かくなるのかと、はっとさせられました。日本人も外国人も関係なく、“SALA”という空間を作り出していました。

 

SALAで働いて感じたことは、在日外国人がいることが当たり前な世界をもっともっと広げていきたいということ。SALAにいると、本当に国籍や生まれなんて関係なく、皆がフラットに、同じように働いていて、“外国人と働いている”という感覚が全くありませんでした。これがどんなに素晴らしいことか。日本人は「外国人」という言葉に対して、本当に壁を作りすぎていると、改めて感じました。日本人と同じように接し、同じように過ごし、同じように働くことができる世界を創りたい。本気でそう思いました。

自分の力はまだまだ本当にちっぽけで、こんな世界に憧れがあるだけだけど、それを大切にして、少しずつでも社会を変える手助けがしたい。素直にそう思いました。

 

そして何より、SALAに関わった5日間で、人との繋がりや縁の大切さを本当に実感しました。店長、オーナー、一緒に働くスタッだけでなく、常連さん、お客様、店長のご家族、お知り合い、お友達… 本当に色々な方と出会いました。こんなに人との出会いを幸せに思う時間は初めてでした。

これは本当に、店長、オーナー、そしてみんなの人柄、暖かさから繋がった縁であって、そこに私を巻き込んでくださったことは間違いなく私の人生にとって何よりも貴重な機会でした。神戸で出会ったすべての方々との縁を大切にしたいと、心から思っています。

 

最後に、

今強く思う事は、もっともっとSALAのこと、店長やオーナーの想いを、より多くの人に知ってほしいということです。在日外国人に対して何も興味がない人でも、何か考えるきっかけになればいい。そこから少しずつ現実を発信していければいいなと、思っています。

そして、尚子さんとのお話の中であったように、私も外国人の方々が日本でやりたいことを応援し、一緒に挑戦し、時には一緒に失敗できるような人になりたいと強く思いました。

 

SALAは、まさに私にとっての“sala”です。

武者修行に来て、受け入れてもらって、本当に感謝でいっぱいです。見ず知らずの私を温かく受け入れいてくださって、多くの方との縁を繋げいただいて、間違いなく私の人生を刺激していただきました。

5日間のSALAでの生活を通して出会ったすべての方との縁が続いていきますように…そしてまたすぐ再会できますように…

こんな想いを抱えて、自分の将来に向けて踏み出していきます。

 

出会ってくださった全ての方に感謝をし、寂しさを抱えながら

一旦神戸とさよならをします。

またすぐ遊びに来てしまう気しかしません……

 

貴重で最幸な時間を、本当にありがとうございました。

 

 

澤田 陽依

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黒田尚子

神戸アジアン食堂バルSALA店長。